今月発売予定の「Galaxy Nexus」に搭載されている新しいOS「Android 4.0 Ice Cream Sandwich」ですが、Android 2.xと比較すると、どんな変更や新機能が追加されているのかをまとめてみました。
- 英語向けフォントが「Robot」フォントに変更。
- 日本語向けフォントが「モトヤ」フォントに変更。
- 戻る、ホーム、マルチタスクキーがソフトウェアキーに変更。
- 上記の変更に伴い、これを含む「ナビゲーションバー」の表示をアプリ側で制御する公開APIの追加。
- マルチタスクキーに「最近起動したアプリ」を追加。※Android2.3以降のホームキー長押しをした場合に表示されるものに相当。
- タブレット系OSのAndroid 3.xの機能である「アクションバー」の追加。※Android4.0では左右を分割して画面上部と画面下部に表示される。
- 通知バーに表示される機能が細分化され、消したい通知と消したくない通知を分けて管理できるように変更。
- カメラAPIに顔認識機能の追加。
- アクセスポイントを解さず相互に接続が可能になる「Wi-Fi Direct」の追加。※この機能を利用する場合はアクセスポイントに接続することができず、同時使用ができない。
- データ通信量をアプリごとに制御する機能の追加。バックグラウンドで動作しているアプリも対象。
- カメラ機能をOFFにする機能の追加(法人向け?)
- Bluetoothが「Health Device Profile(医療向け機器)」に対応。
- 音声のみで電話をかけることができる「Text To Speech」というAPIの追加。
- デュアルコアのサポート。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1111/02/news030_2.html
以上が大まかな変更点となるようです。個人的にはデュアルコアのサポートが一番楽しみな変更点です。今利用している端末「GalaxyS2」のCPUがデュアルコアなのですが、Android 2.xではそもそもOSレベルでデュアルコアCPUをサポートしておらず、単なる「飾り」となってしまっているからです(標準ブラウザはデュアルコア向けに最適化されている模様)。
このアップデートがGalaxyS2に対応するかが問題となりますが、Samsung側からはほぼ間違いなくアップデータの提供があるという情報があります。以下がソースです。
しかし、そのアップデータをDocomoが公式に公開するかは、未だに不明となっているので、公開されない場合はカスタムROMをインストールする必要があります。
なお、GalaxyS2向けのAndroid4.0は、2012年Q2(4~6月)となっているので、公式に公開される場合は、それ以降となる可能性が高いです(互換性検証などに時間がかかるため)。カスタムROMの場合は、既に海外のフォーラムにSDKがリークされているので、早ければ年内にリリースされる可能性があります。