GalaxyS2は、GPS機能を利用する際に、衛星を捕捉するまでの時間が非常に長いことで有名?ですが、これを改善する方法が2ちゃんねるのスレッドに掲載されていたので、やってみました。
筆者の環境は、GalaxyS2(非root化)、PC(Windows7)で行っています。では実際の手順についてです。
angryGPSmod.apkの入手
まずはGPSの機能を改善するパッケージであるAngryGPSを入手するところから始まるのですが、探してもなかなか見つけることができないので代用としてAngryGPSmod.apkを利用します。ダウンロードは以下のページから行うことができました。
このページから、Vibrant_CM7_GPSFix_V1.5.1-Script.zipをパソコンでダウンロードして解凍しておきます。これでAngryGPSmod.apkの入手は完了です。
“ES ファイルエクスプローラ”のインストール
手順1で入手したファイルを直接GalaxyS2に送っても問題ないのですが、手順的にはESファイルエクスプローラを利用したほうが簡単で、便利なのでこの手順を踏みます。
まずは標準アプリのAndroidマーケットから”ES ファイルエクスプローラ”をインストールしておきます。次にESファイルエクスプローラから手順1で使用したパソコンへアクセスできる状態にしておきます。ここでは詳しい設定方法を解説しませんが、以下のサイト様で詳しい説明がありますのでそちらを参照していただければ幸いです。
AngryGPSのインストール
AngryGPSをGalaxyS2にインストールします。まずは、ESファイルエクスプローラから手順1でVibrant_CM7_GPSFix_v1.2.zipを解凍したフォルダに移動します。
この図のような画面が表示されるのでAngryGPSmod.apkをタップして実行することでインストールが完了します。
AngryGPSの設定
インストールされたangryGPSを起動して”Settings”をタップします。まずは”General Settings”をタップし、Operation Madeを”STANDALONE”から”MSBASED”に変更します。
次に、”SUPL Settings”をタップし、Server Typeを”UMTS SLP”から”1x PDE”に変更します。同じく”SUPL Settings”から、AGPS Modeを”SUPL”から”CP+UP”に変更します。以下に箇条書きします。
General Settings > Operation Mode : STANDALONE → MSBASED
SUPL Settings > Server Type : UMTS SLP → 1X PDE
SUPL Settings > AGPS : SUPL → CP+UP
以上で設定は完了です。
動作確認はAngryGPSの”Tracking Test”や”TTFF Test”などで行うことができます。
完了
以上で全手順が完了です。実際にGPS Statusを実行すると衛星の捕捉速度がかなり速くなりました。非root化端末でも導入することができたので、同じような問題を抱えている方は導入してみてはいかがでしょうか?
なお、AngryGPSの設定次第ではGPSを全く捕捉することができない状態になってしまう場合になる場合があります。設定する際には注意して行ってください。また、この手順を踏んで何らかの不具合が生じても筆者は保証しかねますのでご了承ください。